キーマカレーの「キーマ」はヒンディー語で「挽肉」や、「細かくしたもの」という意味だそう。地方の食べ物や、外国の料理の名前は調べていると楽しくなってしまいます。
インド料理店などでは、キーマカレーは羊の肉のことが多いのですが、日本の普通の家庭ではなかなか手に入りませんから豚挽肉で。伊藤さんのおいしいジャガイモやトマトも入れて、おかず風のカレーに仕上げましょう。
ひとくちにカレーと言っても、インドやネパールでは毎日食べているもの。季節の野菜に肉や魚、豆類を組み合わせ、それをスパイスでまとめていきます。
しっかりと長く煮込むもの、さっと炒めるもの、スープのようなもの、薄いのも濃いのも好みによって様々。 作り方もいくつかのポイントだけおさえれば、全く難しくありません。
今回使ったスパイスは粒の「クミン」と粉の「クミン」。クミンは香りのベースになります。
それから爽やかな香りの「カルダモン」、こちらも爽やかで少し独特な「コリアンダー」、そして辛い「チリペッパー」。ジャガイモが入るので、あまり重い香りになりすぎないようなブレンドです。
もちろんガラムマサラやカレー粉を使っても美味しくできますよ。
そしてもうひとつ、ニンニクとショウガのすりおろしです。
どれだけスパイスを入れても味がまとまらないような場合は、ニンニクとショウガをたっぷりすりおろして加えてみてください。しっかり火を通せば臭みもなくなり、味がぐっと深くなる便利な調味料です。
カレーですから鍋ひとつで作りましょう。蓋があるものを用意して。まず、鍋に油と「粒のクミン」を入れて火にかけ、香りがでたらタマネギのスライスを加えて炒めます。タマネギが透き通ったら、豚の挽肉を入れて塩、こしょうで下味をつけてさらに炒めます。
豚肉に火が通ったら、おろしたニンニクとショウガを大さじ1〜2ずつを加えてしっかりと火を通します。
一口大に切ったジャガイモとトマトのざく切りを加え、粉のスパイス類を降り入れます。スパイスのバランスはお好みですが、クミンを多めに、チリペッパーは辛さによって調節しましょう。
極少量の水を加え、蓋をして煮込みます。ジャガイモがやわらかくなったら、塩で味を調えて出来上がり。ご飯にもナンにもぴったりのキーマカレー、アレンジを楽しんでみてください。