落書き防止・抑制のためのペイント事業

プロジェクト最新情報

茅ヶ崎の地域資源を活かして、いたちごっこの地下道「落書き」をなくしたい!

西久保地区において、藤沢大磯線が4車線化に整備され、茅ヶ崎中央インター交差点周辺の利便性が向上した中、中央インター交差点西側及び小出川西久保橋付近の地下道では、壁のいたるところに落書きが施され、汚されてしまっています。警察による取締りも難しく、また、地元で落書きを消してもすぐ落書きされるなど対応に苦慮している現状があり、落書きがあふれかえるところでは治安の悪化することもあるので、どうにか落書きを無くしたいという課題がありました。

将来的には「(仮称)河童徳利ひろば」も整備される計画もあり、そのひろばに繋がっていく地下道が落書きで覆われている現状を変えるために、地元の民話「河童徳利伝説」を生かして地元に愛され、また、広く魅力を発信することができるようにすることが必要でした。

アートペイントで落書きが大幅減少!

茅ヶ崎市の広域事業政策課より、中央インター交差点西側及び小出川西久保橋付近の地下道の落書きを防止するためのアートペイント事業を行政提案型協働事業で進めたいとの話を受け、NPO法人湘南スタイルでは、平成21年度行政提案型協働事業「アートペイント」事業(道路管理課)を行った経験があったことから、応募して課題解決に取り組むこととしました。

NPO法人湘南スタイルでは、平成21年度に汐見台・前の田地下道において「アートペイント」実施事業を行いました。住民にも喜ばれていることや、アートペイントによって落書きが大幅に減少している経験から、中央インター交差点西側及び小出川西久保橋付近の地下道において壁全面に溢れかえる落書きを実際に見て、これは、NPO法人湘南スタイルの経験を活かして、この問題を解決したいと思ったからです。

また、調査の過程で、地元の民話「河童徳利伝説」が、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」に取り上げられていること、2本の地下道の先のエリアにおいて「(仮称)河童徳利ひろば」が整備されることから、地元に愛され、また地元の魅力を広く発信できる可能性を感じたからです。

アートと民話のコラボレーションから地域魅力の発信へ

当事業の目標は、以下の3つ。

  1. 落書きで溢れ汚れている茅ヶ崎中央インター西側の地下道及び西久保橋地下道の壁に対してアートペイントを実施することで、その後、落書きで汚されてしまうことがないこと
  2. アートペイントの絵について、時間をかけて、西久保地域の地元自治会、子ども会、かっぱどっくり保存会などと話し合いを重ねることを通して、地元西久保の民話「河童徳利伝説」の魅力を再確認し、アートペイントを描く際にも地元の子ども達と一緒に行うことを通して、改めて、地元愛の醸成を図ること
  3. 将来的に、「(仮称)河童徳利ひろば」が整備されることから、民話「河童徳利」を題材としたアートペイントを施した2つの地下道と広場が一体となって西久保地域の魅力発信の拠点として機能すること

茅ヶ崎市との協働で、事業実施スタート!

茅ヶ崎市との協働は正式に確定したので、今後は、当該地下道の地元西久保自治会、子ども会、かっぱどっくり保存会などの地元の方々との関係づくりの構築とワークショップ開催に向けての準備、メディアへのプレスリリースの発行など予定しています。

ボランティアメンバー募集!

今年度においては、地元の方々とどんな絵を描くのかについての合意が必要で、そのためには複数回のワークショップを開催して、丁寧に対応していくことが求められます。
ワークショップ運営のための各種スタッフや、日々の模様をSNSなどで発信することのできるスタッフとして協力していただけるボランティアメンバーが必要です。

今年度後半においては、落書き消去や壁アートの実施も行うので、交通整理や子ども達への対応などのスタッフとして協力してほしいと考えています。